ムンバイは何回足を運んでも混沌とした熱気に包まれて、着いた瞬間から人いきれや屋台のあれこれスパイスやら、そこにある荷物かゴミか分からない沢山の名前も知らない物から発せられる「匂いと気配」が渦となって体に巻き付いて来ます。
初めてこの熱気を食らった時は、強烈過ぎて目眩すらしましたが、毎度通う度、次第にこの熱気にKOされることにも慣れ
「ああ…」(着いたか)と痺れる気配に身を委ねるような感覚になって行きました。「抗うより慣れろ」と。
それからの自分はインドの地を歩き回り、出会ったモノや人々、家族親族、文化、言語、宗教、価値観、それによって引き起こされる不思議な出来事に自ら進んで突っ込んで行くようになりました。
仕事を通じつつインドで流れる時間に塗れ、そしてそのことによってまた、日本で生まれ育った自分を改めて省みることも嬉しい体験でした。
そんな中で、すっかり付き合いの長くなったジャイプールの技術力の高い提携工場では、カスタムカットも対応しております。
ぜひお気軽にお問合せください。
インド便の荷物
布袋で巻いて手縫い留め、その上にシーリングスタンプ。「味のある」とか「素敵」とかを超越した迫力ですね。